物忘れ・認知症52

 年をとってくると、人はたいてい物覚えは悪くなる、物忘れは良くなるという傾向となります。そのうち何割かは認知症というわけです。よく言われることは、朝ご飯に何を食べたか忘れても、単なる物忘れで問題ない、食べたかどうか思い出せないというのは認知症の恐れありと言われます。そうなる前に予防の手はないものか?
 ここで思い出すのが子供の頃夏休みなどに作ったことがある1日の時間割円グラフ。認知症適齢期になった今、これをまた認知症予防に役立つ内容で作って、規則正しい毎日を心がけると認知症になりにくいというのです。
 睡眠時間
 長生き時間は7時間
 7時間は、統計上は一番長生きする睡眠時間です。人には個体差がありますから杓子定規なことは言えませんが、少なくとも6時間、多くて8時間の睡眠時間を規則正しくとりたいものです。
 眼目は規則正しくということで、これを続けるために時間割円グラフの貼り出しが役に立つのです。いつも目に触れるところに貼っておきましょう。
 人間はリズムで生きています。バイオリズムと言います。周期は1日のリズムもありますし、1週間のものも、1年のものもという具合でいろいろあります。認知症予防には、とりあえず1日の時間割グラフ(図)を作り、それを守るよう心がけてください。

早寝早起き

 早寝早起きがお勧めです。遅くとも夜10時には休む習慣を身につけましょう。
 宇宙の波動の力が作用する棒で、昼間も頭を軽く叩いていたら、そのうち睡眠導入剤もいらなくなって、ぐっすり眠れるようになったという方もいました。血液がサラサラになるので、赤血球が脳の隅々まで酸素を運ぶようになったからでしょう。酸素が十分回らない脳が認知症になっていくのです。別名認知症予防といわれるゆえんです。
 夜10時というのは、このころから新陳代謝を起こさせるホルモンが脳から出てきて、一晩で約1兆個の細胞が入れ替わると言われます。1兆個の細胞が老化で壊され、イキの良い1兆個の細胞が分裂して2個になり、全体として老化を克服すると言われています。
 これは認知症であっても快方に向かえることが可能ということを意味します。おかしくなった細胞群がアポトーシスで姿を消し、元気な細胞に変わってくれるからです。
 それはまた、すべての病気が自動的に自己治療される面があるのだということでもあります。これが、ホルモンタイムの関係で早寝の人に起きてくれるのですから、認知症予防はまず早寝からです。
 今、薬に頼って眠る人が多いのですが、これは副作用と依存症が心配です。副作用の中に認知症発症というのがありますから、何か飲む儀式で眠れる人は安全なメラトニンで眠る方が良いでしょう。これなら認知症になる心配はありません。
 あと、やはり宇宙の波動の不可思議パワーがこもった四粒紅水晶を敷き布団の四隅に縫い付け、それに寝ると新陳代謝がうまくいくぐっすり睡眠が得られるという声が多くの方々から寄せられています。四隅に縫い付けると結界ができて朝までその恩恵を受けられるからです。円グラフには、まず、この時間割を書き入れて実行してください。

睡眠準備時間 ストレッチと 日記の記入

 その一つ前は、就寝の準備の時間をとり、ストレッチ体操や日記を書く時間をとりましょう。
 睡眠は体温が自然と冷えていく過程で眠りに落ちます。その前にストレッチ体操で血流を良くするとミトコンドリアが頑張って体温を少し上げてくれますから、その後、冷えの方向に向かうので眠りやすくなるのです。
 日記をつけることが素晴らしい脳刺激になります。1日を振り返るだけでなく、書くことで格好の脳刺激が得られます。
 思い立ったが吉日で、認知症にならないよう、この習慣を身につけましょう。また、頼りになる備忘録が自然とできていきますから、実生活上も役立ってくれます。
 認知症でなくても物忘れはしますし、日記を繰り返し読み返すことで、記憶の網が構築され、それに引っかかっていろんなことを覚えやすくなります。
 日記をつけるたびに今日は何年何月何日何曜日かはっきりしますし、明日は何をすべきかもあらかじめイメージすることもできます。

読書・風呂

 さらに、その一つ前は、読書と風呂です。
 新聞などで興味が持てる新刊などを探し、本屋などで手に入れる。あるいは地域の図書館でお気に入りの本を借りる。このこと自体、認知症予防にはもってこいの作業ですが、併せて2時間ほど読書・風呂のタイムをとり、ある意味で強制的に読書する時間を確保しておくことは大事です。
 読書の習慣が持てている間は、ボケの進行もゆっくりになると心得て、面白いと思えるジャンルの本に挑戦してください。眼鏡が合わないと、本も苦痛になるので、眼鏡は時々チェックして読書に合う眼鏡を愛用してください。