物忘れ・認知症37

『文藝春秋』五月号を   手に入れて    読みましょう

 定評のある月刊誌『文藝春秋』は五月号の大型企画で「医療と健康の常識を疑え」を取り上げました。
 この中で、認知症に関しては、筑波大学・朝田隆教授の「認知症予防は毎日三十分の昼寝から」と順天堂大学・白澤卓二教授の「アルツハイマーは第三の糖尿病」という特集記事がとても面白く、参考になります。
 さすが天下の『文藝春秋』です。まだ間に合えば是非地元の本屋さんでご購入されて熟読されることをお勧めします。図書館で読むという手もあります。まずは手にされるまでご苦労があったとしても、そのご苦労は苦労のしがいというか価値があると思います。半永久保存して、時々読み返してください。
 以下はその現物を手にして熟読してくださいというお誘いの為の紹介記事です。

昼寝、毎日三十分が 認知症予防に効果

 まず、筑波大学教授で日本老年精神医学会副理事長をおつとめの朝田隆教授のご高説。先生によると、認知症に対する貢献度では、医療は零点に近く、伝統的な薬も期待を持たれた新薬も実際に使ってみると効果はないというものばかり。ある程度、症状が進んでしまうと、医療より介護の方が圧倒的に役立っているのが現実とのこと。
 認知症とは、神経細胞の死による認知機能の衰えであり、この認知機能の維持という観点から役に立ちそうなのは適切な運動と睡眠。例えば二時間とか、長すぎる昼寝は睡眠・覚醒のリズムを壊しますが、一日三十分程度の昼寝習慣は、脳の認知機能を高めるのにプラス。記憶の定着にもプラス。

 上手に昼寝する      ための    お役立ちグッズ

 ここで『文藝春秋』から離れて本誌がアピールしたいのは、私が健康セミナーの度に聴衆の皆様にプレゼントしている不思議パワーを入れ込んだ四粒水晶のはたらき。
 敷き布団の四隅に縫いつけるなどして結界をつくった中で寝ていただくと、昼寝でも、すぐ眠りに落ちて、三十分ばかりぐっと深く眠り、目覚ましなどかけて目覚めても、さわやかに起きられると評判です。
 こればかりは体験していただかないとわかりません。最近、薬局などで手に入るネット包帯に東西南北風に、差し上げた不思議パワー入りの四つの水晶を四方に縫いつけて、寝ている頭にかぶると良いという話も聞きました。結界原理から考えて脳内の赤血球は異常帯電現象がなくなるので、脳内の血管をサラサラ流れるはずです。深呼吸などで十分な酸素を取り入れれば脳細胞の隅々まで十分な酸素が行き渡り、認知症予防にはそれなりに役立つはずです。
 健康セミナーに出られない人は、本誌に広告が出ているe-健康ショップで、より高い効果が期待でき、かつ、使い勝手が良い四つで一セットの結界グッズを購入することもできるようになりました。

 アルツハイマーは   第三のタイプの      糖尿病?

 再び『文藝春秋』五月号に戻ると本誌読者にはおなじみの白澤卓二先生の「アルツハイマーは第三の糖尿病」という秀逸内容のお話が出ています。
 米ペンシルバニア大学医学部精神医学・神経学のスティーブン・アーノルド教授の「アルツハイマー病は3型糖尿病と呼ばれるべき証拠が得られた」という新説の紹介です。
 1型糖尿病はインスリンが分泌されないタイプの糖尿病。
 2型糖尿病はインスリンは分泌されているが、細胞がそれに抵抗して効かないことで起こる糖尿病。
 海馬の神経細胞が死滅し、老人斑(シミ)が現れているのがアルツハイマー病の特徴ですが、糖尿病ではないアルツハイマー病患者の海馬の働きを調べたところ、そこでのインスリンの働きが弱く、グルコースが沢山あっても、うまく使えなくなっていて、「脳だけは糖尿病」ともいえる人たちが見つかったのです。これが3型の糖尿病というわけです。これはインスリンが枯渇しているわけではないのにグルコースが利用できないので、エネルギーがつくれず、その結果、脳神経細胞が変性して死んでしまい、アルツハイマーの症状が出ているというの
です。
 日本でも糖尿病の人は認知症になりやすいという研究結果もあります。今後、脳の神経細胞での糖の代謝異常を治すことが、アルツハイマーの治療や予防につながるかもしれないと白澤教授は述べて「ケトン体」を活用せよと提案しておられます。詳しいことは『文藝春秋』でご覧いただくことにして、現段階で希望が持てる学術エッセンスに触れられるということはありがたいことではありませんか。

 ラドンガスの活用

 ここでまた、『文藝春秋』五月号から離れて、本誌の来月号のインタビュー予告になりますが、糖尿病の予防にラドン温泉が良いという話。ラジウム・ラドン温泉の活学活用法と科学的根拠を追求してこられた岡山大学大学院保健学研究科の山岡聖典教授がインタビューに登場していただくことになりました。岡山大学は、我が国屈指のラジウム・ラドン温泉として知られる鳥取県の三朝温泉に医療センターを持っており、ここでのラドン熱気浴で呼吸器疾患、肝臓障害、糖尿病治療に挑戦してきました。
 その効果を裏付けるデータやメカニズムの学問的研究を積み重ねてこられたのが山岡聖典教授を中心とする研究陣です。
 従来の薬物療法などではなかなか治るということが難しかった糖尿病もラドンガス吸入ということをしてみると、医師も患者もびっくりという好成績になることがよくありますし、予防効果も期待できるというのは何故か?
 一立方メートル当たり千ベクレル程度のラドンガスを吸わせたマウスでは、体内の抗酸化物質が吸わせない場合の1・5倍になるといいます。
 これを抗酸化作用のあるビタミンC、Eを与えた場合と比較すると、体重60キロの人が三朝温泉の浴室に三十分入るとレモン3個分の摂取に相当する効果があると試算できます。
 単なる予防のためなら一立方メートル当たり三百ベクレル程度のラドンガスでも効果を期待できるとか。
 認知症は十年前と比べると二倍の患者になる勢いで増えており、その数は三百万人を超えたとか!
 それを食い止める具体的方法の一つとして山岡教授が研究を進めておられるラドンガスは、ラジウムの石が永久に出し続けるものであり、ラドンガスを程良く出し続ける装置を寝室にセットしておけば知らず知らずのうちに忍び寄る第三のタイプの糖尿病・アルツハイマーにならない対策になることが期待できます。
 そんな期待を持って『文藝春秋』五月号を手に入れて読みましょう。