物忘れ・認知症

海馬を強くする方法 B便利な世の中になったけれど

 最近の携帯電話はすこぶる便利になったと喜んでいるうちに、携帯もインターネットと融合したスマートフォンに代わりはじめ、あっという間にスマートフォンが多数派になって従来の普通の携帯は近い将来姿を消すことが決まったとか。
 電話もダイアル式が主流の時代は、七桁の電話番号を結構覚えていましたね。自分がまだ若かった頃なので、脳内の記憶司令塔・海馬は七桁程度の数字は簡単に覚えられたからです。そのうち、市街番号が増え、八桁になって、そろそろ砂地に水がしみ込むように覚えられなくなると同時くらいに携帯が通話相手の番号・名前を覚えてくれるようになり、便利だなと思っているうちに、携帯を置き忘れたりしたら誰の番号も覚えていない自分に気がついたことありませんか?
 その数年の間に、脳の若さも衰えたりして、一念発起して昔のように覚えようとしても覚えられません。ウーム、年のせいとは、このことなりしかと愕然として周囲を見渡していると、この頃は若者も記憶する力がかなり衰えているケースが目立つとか。日本国民全体が記憶障害症候群というか総半馬鹿になってきているのではないかといわれるようになったのは、もう大分昔ですが、増えつつある年寄りが日に日に衰えて行く中、若者も頼りにならないのでは、明日の日本はどうなっていくのやら?
 北方領土や竹島を乗っ取られるほど隣国から侮られ、次は尖閣列島も狙われてしまう現状は、日本の統治者、政治家と官僚、それを選ぶ国民の愚かさ、その基本的な物の見方・考え方をリードすべきインテリゲンツィアの知的レベルの低さ・お粗末さ、これ皆、国民総半馬鹿化による亡国への流れの一場面ではないでしょうか?
 本土各地も尖閣などを狙っている外国勢力に、水源地を中心にかなりの勢いで買い取られ、蚕食されつつあるというのに誰も手をこまねいて手を打とうとしないのが現状とか!
 「国破れて山河あり」なんて長閑なことを言っているうちに「山河も無し」ということになりかねないところまで来ているといわれるようになりました。国民総半馬鹿化が進むと、老いも若きも国民の大多数がまともな生活も成り立たない劣等国に成り下がるということをしっかり胸に置いて、広く国民全般の半馬鹿化・白痴化・認知症化対策を練って行くべき時を迎えたようです。

民族的ピンチを抜け出すバネよ、今こそ働け!

 この原稿は、ロンドンオリンピックの閉会式直後、八月の半ばに書いています。消費税を上げることを決めざるを得なかったほどの極度の財政逼迫の中での、国の立て直しは国民の大多数が危機感を共有できればむしろプラスに働くかも知れません。野田総理が学んだ松下政経塾の創始者・松下幸之助氏は、常々、国は税収の10%をダムのごとく積み上げて、やがて無税国家を作るべしと提唱していました。広く国民全般に、しかも、低所得者ほど負担がきつい消費税増税を求めることは、この松下イズムとは逆の流れです。「近いうちに」行われる衆議
院選挙で国民の審判はどう出るでしょうか?
 ボケ国民が総選挙したところで、それにふさわしいボケ内閣がまた生まれるだけで、救国国会や救国内閣が選ばれるわけがありません。国民のあらかたが本格的認知症になる前に、置かれている立場を冷静に判断して、危機から逃れ出すバネを効かせて、老後の福祉とボケ防止対策面でも、財政金融面でも、エネルギー確保面でも、災害と国防対策面でも、情報面でも不公平をなくし、折角の人生を不幸不運に泣く人を最小限にするような仕組みに立て直していく良き機会になって欲しいと強く念願するところです。しかし、今の国民が総参加する選挙だ
けでは国は生まれ変わるわけがありません。すでに大半の国民が半ボケになっているからです。生まれ変われるような選挙結果になるためには、われわれ一人ずつの意識の転換こそが決め手となるのです。それには時間がかかったとしても、本誌が提唱する健康生活推進のための「日本人の食事指針」は、そのままボケ人口を増やさない食事指針として通用します。この指針で不十分なのは、ボケは一朝一夕になるものではなく、赤ちゃん・幼児からの育て方如何で、将来ボケ老人になるかならないかが決まるので、個人レベルでも国レベルでも将来の認知
症対策は生まれる前から意識しましょうということくらいです。
 丁度タイミング良くというか、「日本人は次世代の育成が根本から間違っているので、こうしたら良いよ」という西原克成先生の新しいわかりやすいご本『病気知らずの子育て─忘れられた育児の原点』がこの八月初めに冨山房インターナショナルから上梓されました。この本が教えてくれる、昔ながらのお年寄りの知恵を生かした子育てが一般的になるならば、子供がまともに育つだけでなく、現に子供も大人も病人はかなり減るはずですし、将来の呆け老人もかなり減るはずです。
 もし、子育てから西原医学によるメスを入れず、このまま日がたてば、病人は増え、半馬鹿や呆け老人は増える一方になり、国の医療体制は財政的に行き詰まりを見せるでしょう。この本の教えるところに従い、赤ちゃん・幼児の育て方を根本から変えることができたら、やがて国民総白痴化といわれるようなこともなくなり、総選挙でもまともな選良を選べるようになることでしょう。

半呆けも治り、 意識も変わる音読

 百年河清を待つようなそんなことやっていられるかと思われる方もおられるとは思いますが、そういう方は、是非、自然食ニュースが提唱する「日本人の食事指針」や西原先生の『病気知らずの子育て─忘れられた育児の原点』の音読をご自分でなさるとともに、周りの方にもお勧めください。実は、本の音読というのは、音読する方のボケを防ぐだけでなく、まだ音読ができる程度の半呆け程度なら、案外早く治してくれるのです。音読しつつ、病気にならない方法を会得するだけでなく、最後はご自分の最期を看取ってくれるお孫さんなどがまともに
育ち、ひいては民族の再生につながる良き方法なのです。
 真夏の夜の夢でした。