「新型」インフルエンザの備えA

ワクチンもタミフルもダメ!

ワクチンは何故、手放しでは喜べないのか?

 記憶に新しいところでは、2005年、茨城水海道の養鶏所で鳥インフルエンザで飼っていたニワトリが集団死して、結局全羽、殺処分を余儀なくされた事件がありました。どこからのウイルスに感染したかを調査したところ、ウイルスが通常のルートでは感染が考えられないグアテマラで2002年に流行したタイプのウイルスだったので、どうもニワトリへのワクチン注射で感染・発病した可能性が一番高いということになったことがありました。インフルエンザワクチンは、急いで生産管理が甘いかもしれない輸入製品でもいいから使ってくれとマ
スコミが煽り叫ぶのはやめてもらいたいものです。
 インフルエンザワクチンは超特急で人間が造りますから、一定の確率で不良品が出ても不思議はないのです。日本の優秀な製品管理水準を他国も持っているはずというのは錯覚です。日本の製品でも人間が造る以上、ミスがない保障はありません。
 かつて小児麻痺生ワクチンで小児麻痺になった人がずいぶん出たことがありましたね。ワクチンに命を奪われては泣くに泣けない悲劇となりますが、真相は闇から闇に葬られると思った方が当たることになるでしょう。戦争時の犠牲者の感覚で死んだ者の泣き寝入りの処理をされるかもしれません。

タミフルの危険

 狭い部屋から飛び出して、高いところからでも飛び降りてしまうという異常行動が報じられるタミフルですが、お茶の間でテレビをつければ「今回の新型インフルエンザは感染したらタミフル服用が重症化を防ぐ決め手」みたいに繰り返し報じられています。しかしこれはアメリカ前政権のブッシュ大統領の片腕としてイラクに戦争を仕掛けた張本人の国防長官ラムズフェルド氏が会長職をしていたベンチャー企業・ギリアド社が開発して巨額の収益を上げている薬です。国防長官就任と同時に会長職は降りたものの持っている大量株式は手放さなかった
のは有名な話です。インフルエンザが流行すればギリアド社は巨額利益をあげられます。ラムズフェルド氏は笑いが止まりません。
 日本は、世界に先駆けて、そのタミフルを五千万人分、備蓄と称して購入し手持ちしています。今あるこの備蓄在庫をはかなければもっと買うわけにはいきません。
 武器弾薬の備蓄をはくために戦争を仕掛けた張本人がタミフルの会社の前会長で大株主と聞くと、薬の備蓄をはくためにインフルエンザが流行ることを期待しているのではないか? と勘ぐる人が出ても不思議ではありません。
 9・11の航空機によるニューヨーク世界貿易センタービルとペンタゴンへの突っ込みなども、今や大量殺人兵器など持っていなかったイラクに何が何でも戦争を仕掛けて、大量の殺人兵器の備蓄を消耗させるための手ではなかったか? あの犯人はアルカイダではなく、アメリカに寄生している秘密勢力が起こしたのではないかと、アメリカでも公然と語られる日を迎えています。同じ勢力が密かに生物化学兵器としてウイルスを培養し、インフルエンザを流行らせる手を打っていることもあり得るともいわれています。登場人物が共通しているので、ど
こか相似している構図があるように思えてしまうからでしょう。
 実はインドネシアは今でも自国で発生したインフルエンザウイルスのWHOへのワクチンを造るためのサンプル提出を拒んでいます。それをもとに殺人兵器を造ったりワクチンを造って低開発国に高く売りつける材料にされるからだというのです。恐ろしいことに、インフルエンザウイルスの人工合成の技術はすでに完成しています。そして弱毒性ウイルスの遺伝子を強毒性遺伝子と交換する技術も完成しています。弱毒性ウイルスのグルタミン酸を一つリジンに置換しただけで強毒性ウイルスに変身させる技術も完成しているのです。インフルエンザウ
イルスを使ったバイオ・テロリズムはその気になる勢力が手をつければ可能です。核兵器が造れない貧者・弱小国だけがこの生物化学兵器を握りたいという動機を持つわけではありません。潤沢な研究費を自由に使える先進国こそが危ないというのがインドネシアの主張です。

異常行動の実例

 ところでタミフルを飲ませたら48時間は目を離さないよう注意されます。それは過去に以下のような副反応の実例があったからです。
 高いところから飛び降りようとする。
 夜間、包丁を持って家族を襲おうとする。
 いるはずのない家族、友人、知人がいるという。
 大声で叫んだり、奇声をあげたりする。
 知っている単語を意味なく繰り返す。
 突然、歌を歌う。
 舌を何度も出すなど、無意味な動きをする。
 理由もなく笑う、泣く、叫ぶ、怒る、暴れる。
 視点が定まらず、喜怒哀楽の表情がない。
 何でも口に入れてしまう。

目の前の危機だけ見るな!

 タミフルを飲ませていると耐性ウイルスが出てしまうことが知られています。耐性ウイルスにはタミフルは使えなくなります。もし、目の前の危機を何とかするということで今回の弱毒性のインフルエンザに使ったら、次に強毒性のインフルエンザが猛威をふるったときタミフルは使えなくなるのです。目の前に重症になりそうな患者がいる。タミフルも五千万人分の在庫がある。厚生官僚でなくても、選挙を控えた政治家は、たとえ官僚が反対しても政治的判断は政治家がするといって先のことは考えず、タミフル使用を勧める危険性大です。病原菌を
抑える抗生物質もペニシリンから安易に使い、もはや使える抗生物質がなくなってきたというところまで追い詰められているのが現状です。
 数十万人が死ぬ危険性がある強毒性インフルエンザに対する対策として、タミフルは取っておく、手をつけないというのが取るべき選択です。
 新型の豚インフルエンザで一番問題になっているのが痙攣や意識障害を伴う脳症と、呼吸ができなくなる重症の呼吸不全といわれています。喘息などの呼吸器疾患や糖尿病、ガン、メタボの人など基礎疾患がある人が危ないといわれています。
 目の前のタミフルに手をつけず見殺しにするのかといわれそうですが、自然というのは厳しいものです。これらの基礎疾患の殆どは生活習慣病です。その清算を迫られただけの話です。
 これらは、結局食性を無視してきたために動物性食品が腸内で腐敗し、腸に炎症を起こしたから腸内細菌やウイルスに腸粘膜を突破されて全身に回って生活習慣病になっているわけです。後は冷たいものを愛用して、冷えた腸から突破された、または、口呼吸の習慣で乾いた扁桃腺が突破されたのです。
 インフルエンザウイルスに突破された今こそ、この生活習慣を悔い改め、ヒトの食性を逸脱することなく植物中心食とし、サプリメントを使って微量栄養素は満遍なく十分量摂取し、あれこれ工夫して体温を37度で維持するように努め、少なくとも五日間は外に出ず体を横たえて重力の負担から解放してゆっくり休養することにしましょう。