「新型」インフルエンザの備え@

ワクチンもタミフルもダメ!
いよいよ、この秋、 感染がピークに

 新型豚インフルエンザは初夏に日本に入ってから、広く感染し続け、夏休みが終わったこの九月には学校が再開した学童・学生から家庭を介して広がりを見せ、九月末には約三十万人の人に感染し、この十月から十一月には寒さと乾燥という感染しやすくなる環境にもなるので、数百万人の人に感染が広がるのではないか、基礎疾患のある方を中心に、肺炎や脳症で医師も手の施しようがなく死に至る人が一定程度(感染者の約0・5%程度)出るのではないかとマスコミが盛んに報道しています。
 もし、ご自分や家族が急に38度を超す熱や激しい咳が出て、インフルエンザにかかったかなと思ったら、医者にいって抗ウイルス剤のタミフルを処方してもらいましょうと、盛んにテレビで呼びかけています。
 また、かからないようにするには、優先順位がありますが、ワクチンを打ってもらいましょうという呼びかけも盛んにされています。
 マスコミはテレビから新聞まで、独自の批判的な視点を持つということをどこかに置き忘れてしまったように、一斉に国民をそのように考え、行動するよう仕向けているように見えます。
 国民は、繰り返し、目にしたり耳にしたりしているうちに洗脳されているとは思いもしないで、そのように思わされてしまうのではないでしょうか?
 今回の政権交代にあたってのマスコミの報道ぶりもかなり感情的な偏りがあったと感じた方も多かったのではないでしょうか?
 世論誘導で選挙に大きな影響を与え得たと味をしめたマスコミが、インフルエンザの報道でも、ワクチンだタミフルだと金太郎飴のように偏向報道をしているのが気になります。

医師の手当も 必要ない弱毒性 ウイルスということ を頭に置いて 冷静な対応を

 そもそも病気の90%は医者や薬の必要もない、自然に経過して自然と治っていく病気といわれています。医師でないと対応できない病気は5%に過ぎず、残りの5%は医者にかかろうがかかるまいが死に至る病といわれています。今回大騒ぎのインフルエンザは、もともとこの90%の範疇に入る病気です。
 今回のインフルエンザのウイルスはもともと毒性が弱く、かかったとしても適切に対応すれば、本来軽症でやり過ごせるウイルスです。新型といわれていますが、一部ではそれすら疑わしい、それが証拠に若い人に比べ1957年以前生まれの人はかかる人が少ない、それはすでに抗体を持っているからで新型とはいえないともいわれています。
 世界的に広く感染が広がっているのでパンデミックといわれても、強毒性ではないので、日本国で暮らしている人がパニックになる必要はもともとないのです。厚生労働大臣が上ずった顔と声で大騒ぎしたのが不自然です。専門家でないので、それまで盛んに警戒していた強毒性ウイルスへの対策マニュアルを読み過ぎて、どこかで混乱してしまったのではないかともいわれています。

テレビで タミフルを飲めと いう専門家が怪しい

 また、テレビで専門家といわれる特定の医師が繰り返しタミフルを勧める話をしているのが不自然です。
 今回のいわゆる新型豚インフルエンザは、人間が自然に備わっている免疫力・自然治癒能力で十分対処できる性質のウイルスです。
 自然感染でかかってしまったら、早めに無理のかかる生活に小休止を打ち、自宅などで暖かくして体温を上げ、温かい水分と栄養と休養をとり、せいぜい免疫力が上がる生活を数日して他人に感染させないようにしてやり過ごしましょう。ワクチンもタミフルも不要で有害です。それを本来批判力を持っているべきマスコミたるものが社会の木鐸として指摘しなくてはならないのに、特ダネのようにヒステリックに大騒ぎして国民を惑わせています。
 感染したのは、その経路の喉や鼻の扁桃腺が口呼吸で乾燥していたことと、体温より冷たいものを飲食して腸粘膜を冷やしていたことが一番の原因です。
 本来寒さと乾燥の冬期に流行るインフルエンザに沖縄の青少年が最初にやられたのは冷房と冷たい飲み物を多量にとる生活習慣のため、ウイルスが腸管から多量に入ってきたからです。日本ハムをはじめスポーツ人口で流行ったのは口呼吸で扁桃腺を乾かしてしまったからです。そこが主たる感染経路になったのです。
 発熱したからといって解熱剤をやるというのは下の下です。体温を37度未満にすれば、免疫力が下がって、それこそウイルスに跳梁の機会を与え、死と向き合うことになりかねません。温かい水分を十分とらせ基本的に着衣のボリュームと発汗で体温を調節すべきです。手当するとしても、せいぜい水を上手に使って頭部の熱が上がり過ぎないようにする程度で熱発をコントロールさせましょう。

ワクチンを 予防注射と称して 勧める考えも怪しい

 新型で免疫がないはずだからワクチンを打って免疫をつけるのが予防策の決め手になるという考えは、今回のような弱毒性インフルエンザに対しては間違いです。インフルエンザの予防効果はさほど高くはありません。ワクチンは打ったのに感染する人は結構いるのです。
 ましてや、ぴったりのワクチンがないので、とりあえず季節性インフルエンザのワクチンを打っておこうとかいうのも裏目に出て泣く羽目になるリスクが高い悪手です。
 マスコミの中にはワクチン渇望熱に浮かされて、ワクチンの数が足りないので優先順位をつけて打っていこうとかいう厚生当局の対策各論を面白おかしく報道する向きもあります。そうなると人の心理というのは、何とか自分と家族は優先順位に入りたい、もし漏れたら、裏の手を使ってもワクチンを打って欲しいという気持ちになる人が多くなるのです。
 製造が間に合わない、優先順位で頒布というのは、弱毒性インフルエンザには本来不要なワクチンを、愚かさにつけこんで渇仰させ、全量一定期間にはいてしまう手かもしれないのです。
 今回のような弱毒性インフルエンザにワクチンは不要です。自然感染で自然と抗体を持つようになるのが正解です。ワクチンは自然感染によって免疫力がつくのと違って、統計学の観点からワクチンを打った殆どすべての人に免疫力をつけるために、自然感染の約千倍の高濃度で疑似感染させますし、外国製品の中にはウイルスを殺し切っていない生ワクチンというのもありますから、免疫力が弱い人の中には、不良ワクチンに負けてホントに感染して発病してしまう人が出るリスクがあるわけです。
 ウイルスを不活性化してワクチンを造るといっていますが、中には予定通りに不活性化されないものも混じる危険性もあります。統計学上の処理から見たら、厚生官僚は、それはそれとして予防注射は徹底すべし、強行すべしとまなじりを決して官の機構を総動員してマスコミにもあの手この手で協力させ、国民に迫ってくるのです。
 副反応で犠牲者が出ても、戦争をすれば味方兵士にそこそこの確率で戦死者が出るのは覚悟すべし、仕方ないことだというのと似ています。それを恐れていては、全体としてはもっと被害者が出るはずなので、全国民にワクチンを打つのが正義、全員に打たずにはおくものかという使命感のような強力な心理が働いてしまうのが多くの厚生官僚のものの見方考え方です。
 感染率が跳ね上がるにつれ、責任転嫁の心理も働き、使命感・正義感を持って、注射器片手に全国民に迫るようになります。一種の全体主義的恍惚感、ファッショ気分を味わえますから、社会主義的な思想の持ち主の政治家も、戸惑いを持つことなく官僚を使いこなして国民をやんわり脅します。
 これで地ならしして、次なる選挙と次なるワクチンを打つ機会を待つのです。ワクチンのメーカーは副反応で死者や脳障害者が一定程度出るのは知ってますから、あらかじめ免責を要求します。政治家と厚生当局は税金ですからお気楽なもの、メーカーに代わって犠牲者には補償金をお支払いしますと国民に約束するのです。医薬メジャーにとってはこの流れは大満足。経済的に貧しくてワクチンを買えない開発途上国には経済的余裕のある国から資金を出させるよう美談仕立てで国民の目をくらませてワクチンを売りまくります。リスクのない大儲けで
味をしめた医薬メジャーの欲望もまた肥大しますから、そのうち彼らは国際機関の理事たち・各国の政治家・厚生官僚・学者にお金や地位や名誉やらの籠絡注射を打ちまくり、次は強毒型インフルエンザのワクチン、やれナントカのワクチンも如何ですかということになります。渡り鳥からくるインフルエンザだけでも144種類の亜型があります。このうちの弱毒性といわれるものでも、ワクチンなどでの過剰反応など適切でない対応をしているとそのウイルスは強毒性に変身していく危険性もあるといわれています。今のH1N1の新型豚インフルエン
ザも、対応次第ではいずれ強毒性に変身するはずだと指摘する向きもあります。その時は今のワクチンでは効きません。急いで世界人口分の新たなワクチンを造るという話になるのです。どこまで効くかわからないワクチンを、やむを得ず大特急で大量に造ってすべての人に必要度で順番を決めて打っていくというストーリーが作られます。
 大量の人を悲劇的死に招く病気は枚挙のいとまが得られないほどあります。ニワトリや豚の密飼こそインフルエンザ蔓延のもとというのに、ワクチンを鶏卵で造る場合には、その有精卵を多量に得るために、ウイルスが変身してしまう恐れのある危険なニワトリの多数飼育が余儀なくされるという泣くに泣けない話になりかねません。
 豚でもニワトリでも食べる人がいるから飼う人が出るのです。草食動物型の人間が動物性食品は食べないようにすることが、インフルエンザをはじめとする人類絶滅にもつながりかねない感染症を根絶する道だということを今こそ肝に銘じましょう。 (つづく)