免疫力を高める癒しの宿「せせらぎ」S

高血圧・動脈硬化の 対処はお間違えなく
〜新陳代謝をすすめる微量栄養素〜

自ら病と闘う力を!

 熱海のお元氣保養所「せせらぎ」は、来られる方の免疫力と新陳代謝力を特に重視し、食養法、入浴法、運動法、温熱法、各種民間療法、ホルミシス法、バイオフィールド調整法などを身につけていただきたいとの方針で運営されています。
 今月号では、 高血圧と動脈硬化を中心に新陳代謝力と微量栄養素についてお話をさせていただきます。

高血圧と降圧剤

 定期健診などで高血圧が見つかると、降圧剤を飲み始める方がいますが、私はこれは「残りの人生を縮める、滅びへの道ではないか」と疑ってかかった方がいいのでは、といっております。
 高血圧だと、「動脈硬化が進行し、更なる高血圧のもと」になりますよといわれ、悪循環に歯止めをかける意味では必要悪だという説明に納得して、薬常用者に転落していくケースが多いのですが、降圧剤を常用したら、
「あなたの心臓が頑張って上げている血圧が下がってしまい、脳や腎臓や全身の毛細血管など、高い圧力があって初めて血液が流れるところに血液が順調に行かなくなる恐れ」がありますよと、申し上げています。

血栓が脳卒中のもと

 それに血圧を下げると血流が滞留気味となり、微少な血栓ができやすくなりますから、脳梗塞は勿論、全身で血栓トラブルの心配が増えます。薬の副作用で自律神経の交感神経の慢性的興奮が起こり、血液の流れが悪くなるところが増えて体温も低めになりがちとなり、結果的に免疫力も下がる人が多いのです。

心臓の圧力で 破れる血管ではない

 血圧が高いといわれると脳出血を警戒する人が多いのですが、そもそも自分の心臓でつくる血圧で簡単に破れる血管をもっている動物なんかいないと思った方がいいのです。
 もしもいたら、とっくの昔に淘汰されているはずですし、高い脳に血液を送るため血圧が高いキリンなんか、この世にいないはずです。
 脳出血するほどの高血圧は400、500、60
0台という、心臓ではつくれないほどの高血圧が殆どで、これは脳動脈の血管壁内の筋肉が痙攣を起こしたときに衝撃的に生まれる高血圧で、動物性食品をとった後の便秘が引き起こす危険が一番高いのです。

動脈硬化は 半年あれば 治せる可能性あり

 動脈硬化はうまくやれば半年あればかなりの改善が期待できます。
 年よりも老けてしまった血管が、年相応の若さの血管に戻るというのはそんなに難しいことではありません。
 あなたの血管はゴムホースでなく、新陳代謝が活発に起こる細胞でできているからです。
 新陳代謝を起こさせるのは薬ではなく、毎晩10時から2時頃の間のゴールデンタイムにあなたの遺伝子にスイッチが入ってホルモンが分泌され、その刺激で毎日一兆個もの細胞が生まれ変わる、これが新陳代謝の流れであり、生命現象そのものです。

ヒトの食性

 ヒトは約一千万年前にゴリラから分岐して独自の進化を遂げるようになったといわれますが、そのゴリラの遺伝子とヒトの遺伝子を比較してみると97%も一緒といわれますから、ヒトの元々の食性は、今のゴリラ同様で、もっぱら植物を食べるというところが特徴で、ヒトの爪、歯、腸などの形態に草食動物の名残りが色濃く残っているのは、この遺伝子をもっているためなのです。ヒトは決して肉食動物ではなく、動物性食品はそもそも消化が苦手な植物食性をもつ動物なのです。

蛋白質のとり方が 問題

 それが蛋白質の半分は動物性食品でとり、半分は植物性食品でとるのが一番バランスが良いと公式に教育され、それを実践している人の中に、年よりも早く動脈を老化させてしまった人が続出しているのです。その結果高血圧症となり、降圧剤という薬常用者になるようミスリードされてしまっている人が如何に多いか!
 卵、牛乳やお肉とか、いわゆる動物性高蛋白食品は、草食動物の名残りが多い人間は上手に消化も処理もできなくて腸内で腐敗させてしまい、大腸ガン、便秘、脳出血の原因物質化させる人が多いのです。そうなるといわゆる悪玉菌が俄然勢力をまし、数も天文学的に増えます。

腸の温度を 下げぬよう

 腸壁の温度は37度があるべき温度ですが、1度でも低ければ腸内細菌は腸壁内パイエル板のM細胞を通して、続々と人体内に入り込み、リンパ液や血液の流れに混じって全身に運ばれ、脳血管を刺激して動脈壁内筋肉に痙攣を起こさせて脳出血の原因にしたり、微小脳梗塞をつくらせたり、脳内細胞内感染を起こさせてウツにさせたりと、腸の冷えは怖いのです。しかし、大体の人は暑いときには半ば本能的に冷たい物を好み、警戒感なく腸壁を平気で冷やしています。
 アイスクリームは勿論、冷たいビールや冷水はコップ一杯といえども厳禁です。

動脈硬化の治し方

 ともあれ、血圧が高くなるほどに動脈硬化が進行してしまったらどうすべきか?
 降圧剤を飲めば、血圧が下がってしまい脳や腎臓など血圧が高くなければ血が行かなかったところは虚血に近くなり、血栓はできはじめるし、酸素も行かなくなるのでボケになるだけでなく、ガンにもなりやすくなります。
 動脈硬化を治す薬というのはありません。
 結局、毎晩のゴールデンタイムに草食動物のゴリラとそっくりのあなたの遺伝子にスイッチが入り、必要なホルモン群が分泌されて一兆個の細胞が入れ替わる新陳代謝で、あなたの血管もボロの箇所がオシャカにされ、元気な細胞が細胞分裂で一兆個つくられる流れで、次第に血管が年相応まで若返るのを待つのが正解ということになります。つまり動脈硬化は、数ヶ月もあれば自然と解消してしまう方法があるということです。血管が多少中古でも、新品同様に戻れば不相応な高血圧がなくなるので降圧剤もいらず、血圧安定剤につきもののボケ、ガン
などの不安も解消してしまうわけです。

栄養のバランスと 食物のバランスとは 違う

 毎日一兆個の細胞を作り続けるためには、その材料たる栄養のとり方がアンバランスではうまくいくわけがありません。
 栄養は、まず食性を考え、それに反しない範囲で植物オンリーでいきたいのですが、これだと蛋白質、糖質、脂質の三大栄養素は発芽玄米を主食とし、納豆・豆腐・味噌などの大豆や季節の野菜で何の心配もなくとれますが、ビタミン・ミネラル・核酸(遺伝子の素材)・糖鎖(60兆の細胞同士の報告・連絡・相談に必要な細胞表面に密植されている素材)などの微量栄養素は、70〜80種ありますから、全てを必要十分量とり続けるのはなかなかむつかしいのです。

微量栄養素は 総合サプリメントで 摂取が正解

 熱海のお元氣保養所「せせらぎ」では、純植物性の美味しい毎回の食事に、必ず総合微量栄養素のサプリメントがつくのは、三大栄養素、つまり多量栄養素だけでなく、毎回の食事で新陳代謝力を保障するための微量栄養素量のバランスを確保するためなのです。
 皆様も、ご自宅でこのような食事の注意をしていただくと、まず、ご自分の爪の伸びが急に早くなるのに驚かれるはずです。実は、これは新陳代謝が活発になってきたことの目に見える形での証明です。