骨粗鬆症の予防と改善a

日本で一番多い病気
骨粗鬆症

 日本で一番多い病気は骨粗鬆症だと言われます。厳密に認定していくと、一千万人もの人が骨粗鬆症患者ということになるそうです。
 特に五十才を過ぎた女性、七十歳を過ぎた男性の殆どは、この骨粗鬆症に既になっているかもしくは、骨粗鬆症に向けて進行中の予備軍だということです。骨粗鬆症に対し、用心するに越したことはありません。
 骨粗鬆症が進むと、多くの人は腰痛に悩まされ、ちょっとのことで骨折をするようになります。
 特に足の付け根のところが折れる「大腿骨骨頭頚部骨折」を起こすと、歩行が不自由になり、この骨折がきかっけになって寝たきり老人になるケースが多いことは良く知られていることです。
 さらに、この骨折が原因で寝たきりになりますと、今度はボケがくるということで、踏んだり蹴ったりと言うことになりかねません。
 骨粗鬆症になると、身長も縮みます。背骨(脊椎)は、首周りの頚椎に7個、胸周りの胸椎に12個、腰周りの腰椎に5個(さらに、仙椎に5個、尾椎に3〜5個)の骨があるわけですが、この一つ一つが仮に1mmずつ詰っても、2.4cm背が縮むことになります。近頃、おふくろがやけに小じんまりしてしまった…とか、骨が曲ってきて…というのは立派な骨粗鬆症です。
 普通は年を取ったら背が縮むのは仕方がないということで、回復もはや望めないと思っている方が多いと思います。
 しかし、骨に必須のカルシウムやマグネシウム、ビタミンD、その他の微量栄養素が総合的に入っているサプリメント「ライフライン」を毎食摂っている壮年期の人の中に、背が伸びてきたという方が男性にも女性にもおられます。
 ですから、こうした総合微量栄養素群の摂取を勧めているライフライン健康セミナーでは、ライフラインを摂り始める前には、ご自分の身長をちゃんと計って下さいとか、保健所に行って骨粗鬆症の進行具合を数字で記録しておいて下さいと、いつもお願いするようにしています。
 国の予算が通り、全国の殆どの保健所ではこの4月から、骨粗鬆症の進行具合を調べる機械を導入しましたから、様々な機会に骨粗鬆症についての予防対策がとられるようになるでしょう。

牛乳信仰に かかっている限り 骨粗鬆症は改善しない

 しかし、私達は保健所のいう通りにしているのでは、骨粗鬆症は治らないと見ています。何故ならば、骨に重要なミネラルはご存知のようにカルシウム、マグネシウム、リンで、特にカルシウムが主成分であるわけですが、今のいわゆる食事療法のポイントは「カルシウムを充分摂りましょう」、「その為には牛乳を毎日2〜3本は飲みましょう」というものだからです。
 しかし、乳糖不耐症の人が牛乳を飲んでも、そのカルシウムは殆ど吸収されません。そして実に、日本人の約95%は乳糖不耐症なのです。従って、いくら牛乳を飲んでも骨粗鬆症は治る筈がないのです。
 日本だけで一千万人もの骨粗鬆症患者がいるという事実は、皆、骨に良かれと思ってやっていることが実は良くないことをやっている結果だということに、当局も、牛乳愛好者も一刻も早く気がついてもらいたいものです。

骨と爪

 ライフラインを飲むようになると、愛用者の皆様が異口同音に言うことに"爪の伸びがとても良くなる"ということがあります。
 骨の成分と爪の成分は良く似ており、違うのは爪の蛋白質がケラチンであるのに対し、骨の蛋白質はコラーゲンであるところです。ミネラル組成は大体同じなので、ですから爪にもカルシウムやマグネシウムがつきます。
 爪の場合、骨と違って特に刺激しなくても、血中のカルシウムとかマグネシウムを夜中に自動的にとり込んで、寝ている間の成長ホルモンを受けて、爪の根元で細胞が分裂する時に伸びますが、骨はそうにはなりません。

打撃の刺激で ミネラルが骨につく

 骨は、打撃によって、骨にピエゾ電流といわれる圧電流が流れることが刺激となって始めて、血中からカルシウムやマグネシウムをとり込むようになっています。
 ライフラインを飲んでいるのならば、爪の伸びの良さで証明されているように、血中にはカルシウムやマグネシウムが充分にあるのですから、あとは機械的・物理的な打撃で生まれた電気的刺激が骨の中を伝われば良いということになります。
 東日本では第一の長寿村ということで有名な山梨県の棡原で、診療活動を通して長寿の研究をしてこられた古守豊甫医学博士は、しこを踏んだり、鉄砲といって柱に手を突いたり、互いにぶつかりあったりゥゥという、古くからの日本の国技「相撲」こそ、打撃の刺激が充分に得られる運動であり、青年期に相撲をやれば、皆、昔の人のように骨太になれると言っておられます。
 今はそれをしないので、ヒョロヒョロにして肺に弱点をもつ人間になってしまうと警鐘を鳴らしておられます。
 しかし、すでに骨粗鬆症になってしまった人に、今更シコを踏めとも言えないので(踝や膝の関節を傷めてしまう)、カカトの骨をハンマー(金槌より木槌が好ましい)で、リズミカルに毎日叩くようにと指導されています。
 (次号に続く)