この人に聞く 28
全ての人を健康にしたい 誰もが気軽に使える効果の高い治療器開発に成功
白井物理医学研究所 理学博士 白井彰所長
アッと驚くイーオンSGの効果 アレヨアレヨという間に上がらない手が上がった
イーオンSGの講習会場は、期待にみなぎっていた。中高年層を主体に若い世代も混じる。前もって治療器―イーオンSGの効果を聞き及んでいるせいか誰の眼差も真剣である。
飄々然とした足取りで開発者の白井講師が講席に立つとにわかに会場の空気が柔らかくなった。会場が和らいだ後、自らの風体を「魔法使い」と呟きながら早速行なわれた会場でのイーオンSGの装着指導は、実際、魔法を見るようであった。
「五十肩」で挙上不能の腕がイーオンSGを装着した途端に挙がり、さらに十分程装着し続けると痛みの殆どが消失。長い間固まって開かなかった指が開く…。この他、一年半余も苦しんだ腰痛が…、むちうちで回らなくなった首が…、正座不能の膝が…、長年の頭痛が…と、その殆どの症状が十分前後のイーオンSGの装着または叩打で軽快していく。
イーオンSGの開発者である白井さんは「日本人全てを健康にしたい」という願いを抱き、戦後一貫して大衆医療、民間医療の研究、普及の道を歩み続けて今日に至る。
白井さんの「誰もが健康に」という願いの一環には、素人が家庭で手軽に使え、しかも確実に効果の上がる治療器の開発があった。
その願いから生れたイーオンSGは、「神経反射療法・電位療法」の二つの治療原理からなりたっており、白井さんが鍼灸師の夫人と共に膨大な試行錯誤の結果開発した自信作である。
人の体は磁石。 電位療法としてのイーオンSG
磁気を帯び、エネルギーの宝庫である人体はまるで磁石のようです。だからこそ電位療法が
可能になります。
体には、絶えず電気が流れています。この電気は細胞の活動によって起きます。
体重の約七十%は水溶液ですが、その溶液中にはプラスとマイナスに荷電したイオンが一定の比率で存在しています。心臓には心臓、胃には胃の適正電位が決っていますが、病気などで体に異常が生ずると電位も狂って来ます。(この状態は、「AMI測定機―経絡エネルギー、臓器機能、自律神経などの測定ができる」で測定できます)
体の異常や故障で生体電位や経絡エネルギーに異常が起こるということは、また逆に、生体電位や経絡エネルギーの異常で体に異常を起こすということにもなります。
イーオンSGは二つの異種金属のハリ(体に刺しこむハリとは全く別種)の組合せで、一つは電子を放出するプラス性のハリ(G)、他の一つは放出された電子を受取る側のマイナス性のハリ(S)です。
この二種のハリを組合せることによって、体の病的なイオンや電子の在り方が転換、調整され、体の電気現象が改善されます。さらにその結果、体の異常が改善されるわけです。
電位療法の実際
体には生体をコントロールしているエネルギーの場があります。この場は相反する陰と陽のエネルギーによって構成されています。
エネルギーの場は体の前面が陰の領域、背面は陽の領域で、それぞれ三分画、三色に分けます。
この六区(六色)に分割された体はさらに、前面ではみぞおち、背面では肩甲骨で上下に分けられます。
主要治療ポイントは、患部が上部領域にある場合(肩凝りなど)は手(上肢)、下部(腰痛など)では足(下肢)になります。さらに治療ポイントの対角線上にある同色区に同色治療ポイントを置き、それぞれに陽(G)、陰(S)のハリをバンドで固定します。このまま五〜十分装着して一回の治療が終了です。
このようにイーオンSGによる治療は、誰もがどこでもできる簡単な治療法ですが、装着部位を間違えたり時間を置きすぎると、痛みが再発したり体に違和感を覚えるなどします。
イーオンSGによる「電位療法」は、会場での指導でもお分かりのように、瞬時に体に変化を起こすほどの強力なエネルギー転換があるからです。
神経反射療法としてのイーオンSG
臓器に故障が起きると、自律神経を介して対応する体表面に凝りや痛みなどが反射症状として表れます。
そこは押すと痛いので、圧痛点と呼ばれます。
圧痛点を中心に反射症状の表れている皮膚の領域に適当な刺激を与えると、その刺激は内臓に反応しうっ血を散らして、組織細胞に活力を与えます。これが神経反射を応用した療法です。
イーオンSGによる神経反射刺激は、ハリの叩打法で行ないます。刺激領域に、垂直にハリ(プラス領域にはプラス針、マイナス領域にはマイナス針)を立て、すばやく繰り返し打ち叩きます。
この神経反射療法の場合は、日に何度も行なって良く、時間制限も特にありません。勿論、やり過ぎはいけませんが、その前に手が疲れてしまうから大丈夫。叩いてくれる人があればもっといいですね。完全にリラックスした状態になりますから。
日本人全部が、健康になって欲しい
もう、本当に日本人全部、世界中全部の人が健康になって欲しいと思い続けて来ました。
妻と二人三脚で長い間治療法を研究してきましたが、どんなに素晴らしい治療法にしろ名医にしろ、その恩恵に預る人はごくわずか…、ということではだめなんです。
患者自身で効果の高い治療ができさえすれば…、「病のない世界」が生れることでしょう。
イーオンSGは、悩める人々と共に追及し共に研究して開発されたという面があります。三年前にこの治療器の原型が出来上がった時は遂にやった!という喜びで体中がいっぱいになりました。
しかし、治療とは全体的なものです。全体的になされなくては本当の効果は出ません。食事・運動・物理的治療あるいは自然薬を組み合せる。(特に東洋医学的な物理療法である灸は優れていると思います)
その中でも根幹をなすものが食物―栄養―食事です。きれいな血が滞ることなく全身をかけ巡ることこそ、健康の根本であり、治療の根本であるのです。それには食事が非常に重要な要素になります。動物性食品は血を汚しますし、微量栄養素の欠けた食事は成人病のもとです。
イーオンSGがいくら優れた治療器でも、食事がでたらめで汚い血液をしていたら、効果は半減です。
白井治療院では、全体的な治療を施すことによって、大学病院で完全に見放された脳腫瘍の少年を完治させた経験があります。治療の初期は二十四時間体制で、患者も我々も共に頑張った結果です。
病気に対しては、あせらず来た道を戻る覚悟で歩いて行きましょう。
―・―・―・―・―
白井さんは、「日本人全部が健康になって欲しい」という願いから、イーオンSGを手に家を殆ど留守に全国を講演行脚する。大好きだという山頭火の行脚とは別に、熱い願いがこもった白井さんの行脚は忙しい。多忙を支えるものは、イーオンSG、微量栄養素のサプリメント、それに熱意とお酒である。
(取材構成 功刀)
イーオンSG
医用承認(02B)第〇一四九号
医用承認(02B)第〇一五〇号